自転車のまちづくり計画におけるCO2削減効果算定
対象地域:
茨城県古河市、秋田県二ツ井町
作業期間:
1999年度
委託元(発注元):
地域計画研究所(茨城県古河市、秋田県二ツ井町)
委託金額:
2000千円
調査目的:
自転車を主要交通手段のひとつと位置づけたまちづくりを進めるためのビジョンや事業内容を検討し、事業実施によるCO2削減効果を推計したうえで、自転車のまちづくり計画案を示す。
作業体制:
茨城県古河市、秋田県二ツ井町が環境庁の補助事業として実施し、(株)地域計画研究所に委託し、環境自治体会議が総合調整やCO2削減効果の定量化等を担当した。また、両自治体において学識経験者、行政、企業等からなる委員会を組織し、助言を得ながら作業を行った。
調査内容:
- 両自治体に設置された委員会と、環境自治体会議自転車のまちづくり委員会との連携・調整を図る
- 住民の移動目的、頻度、所要時間、交通手段や共用自転車の利用意志を把握するための住民アンケート調査の調査票を設計した。
- 両自治体におけるアンケート調査結果から、移動目的や住民属性別の平均トリップ数、交通手段分担率等を地区別に推計し、その特徴を分析した。
- 自転車を活用した交通システムの改善方策を数通り提案し、それぞれのCO2削減量およびトータルでのCO2削減可能量を推計した。
成果品および公表方法:
- 古河市自転車利用倍増(サイクル30)計画(1999年3月、在庫切れ)
- 二ツ井町環境にやさしい自転車のまちづくり基本計画(1999年3月、在庫切れ)
作業担当者:
専門調査員 西田穣、 総括研究主幹 中口毅博、 研究員 増原直樹