2006年8月11日

今日は郷里の三島市役所で市長にインタビューする。実家のある光が丘団地からバスで三島駅に出る。バスは以前はほとんどが三島本町まで行っていたのだが、郊外に大規模ショッピングセンターが次々とできて、ご多分に漏れず中心商店街が寂れてしまって、今は三島駅止まりのバスがほとんどである。駅のひとつ手前の一番町というバス停で降りて、菰池公園に行った。富士山の湧水の湧き出てできた池の一つである。子供の頃池に入ってよく遊んだものだ。そこから流れ出る桜川沿いはカラー舗装されていて散策コースになっている。しばらく行くと右手にこんもりした林がある白滝公園が見えてきた。通称水泉園といって、ここでもよく水に入って遊んだが、数ある湧水の中でも有数の水量を誇る。林の中の数カ所から湧き出る水が涼しい。この水を集めて桜川はいっそう澄んだ流れとなり、水底の藻がゆらゆら揺れているのが見える。底にごみが溜まっていた時期もあったが、グランドワーク三島などの市民団体や行政の努力により、再び綺麗になった。楽寿園の小浜池から流れ出る源兵衛川も、川の中に遊歩道が整備され歩けるようになっていて、お勧めの散策コースである。

 桜川から分流する御殿川沿いに歩いて、環境企画課(環境政策室)のある、市役所別館に向かった。およそ1年ぶりにK課長とH室長と再会した。そこで少し話をしてから、お二人と本庁舎へ向かった。応接室で10時から20分ほど小池市長と懇談。市長は環境政策について自らの言葉で流暢に話された。後でK課長に聞いた話だが、市長が学生時代の時に石油化学コンビナート誘致の話が持ち上がり、いろいろ調べて誘致反対の論文を書いたのが、市長の環境政策の思い入れの原点にあるようである。市長の号令のお陰で、他部課の職員への徹底を図ることができ、ISOの認証を市の全施設で取ることができたようだ。

 別館に戻り、K課長やH室長から補足的な説明や最近の様子などをお聞きして、1140分頃、別館を辞した。郷里が環境政策で頑張っているのは、とても誇らしく感じた。


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秋田県二ツ井町 訪問記