2006年8月11日

 今日は庁内ワーキンググループでLAS-Eの説明をするため、初めて交野市を訪れた。京阪電車の枚方市で京阪交野線に乗り換え8分ほどで交野市駅に着いた。駅から徒歩で5分ほどの市役所に向かって歩いていると、環境保全課のHさんにばったり。心配して迎えに来てくれたそうだ。会合は10時から。市役所の本庁舎2階の第1会議室には20人ほどのワーキングのメンバーが集まっていた。環境保全課のS課長の司会進行で、環境部のU部長が挨拶した後、1時間半ほど環境マネジメントシステムの必要性やLAS-Eの内容、システムの構築手順について話をさせていただいた。その後休憩中に河西助役に挨拶させていただいた。休憩後、質疑応答では、一番苦労するところはどこか、市民監査員は公募で集めて大丈夫か、研修の内容はどんな内容か、環境部の仕事と思われないようにするにはどのようにしたらよいかなどの質問が出た。
 12時に終了したあと、向かいの市長室で中田市長と懇談。市長は全職員を対象とする8回連続の環境研修で、7回挨拶をするなど、職員の環境意識向上に取り組んでいるそうだ。1期目の終わりで、2期目の市長選挙が来週告示されるが、ローカルマニフェストに「LAS-Eの導入」を入れたそうで、次の4年間で成果を出したいと意気込んでおられた。市長のリーダーシップが大いに期待できそうである。
 別館の会議室でU部長、S課長と昼食をとりながら懇談。その後担当のOさん、Hさんが加わって今後のスケジュールについて打ち合わせをした。市長を本部長とする推進会議を立ち上げのことや研修の日程、目標設定委員会や監査員の人選のことなどについて、1時間あまり、打ち合わせを行った。打ち合わせ後、またHさんが駅まで見送りに来てくれた。交野市役所の方はみんな素朴で気さくな方だった。

交野市役所のホームページ http://www.city.katano.osaka.jp/

中田市長のホームページ http://www.eonet.ne.jp/~jinkoh/

2007年1月29日
 今日は10時から次長クラスの環境マネージャーおよびワーキングチームのメンバーに対するLAS-Eの研修で交野市を訪れた。前日は京都泊、8:31発近鉄に乗った。丹波橋で京阪の特急に乗り換え、枚方市で交野線に乗り継いで9:25分頃交野市駅に着いた。駅からは狭い駅前通を歩いて5分ほどで交野市役所に着く。市役所の玄関先でちょうど担当のHさんと出くわし、そのまま会場に直行。15人ぐらいの人が集まった。まずA4サイズの青いLAS-E解説本を使って45分ぐらい説明し、その後質疑応答、休憩の後、事務局が作成した運用の手引き案を私が事務局と問答しながら解説した。
 その後、別館の環境保全課の隣の部屋で、S環境保全課長と昼食を取った。S課長は、徒歩40分の道のりを、月の2/3ぐらいは歩いて通っているそうで、ノーマイカーを率先して実行しているのに感心した。その後担当のHさんやOさんと目標審議チームや市民監査員の選任について確認した。交野市では大きな機構改革もあるので、運用開始は5月を考えているそうである。13時に市役所を辞した。
2007年2月28日・3月1日
 今日はまず行政会議の後、10時から、LAS-Eに関する研修会で説明を行った。行政会議は市長など三役と部長級からなる協議組織である。この会議が実質的に環境マネジメント推進本部会議になる。10時からこの会議が始まることが放送で流れたのには少し驚いた。会議では冒頭に市長が挨拶し、私が1時間話させていただいた。市長にも全部同席して聞いていただいた。
 
昼食をS次長ととった後、1330分から約20名の一般職員を対象とした研修会を別館の3階で行った。一般職員は各課から1名ずつ出してもらったそうで、明日か今日のどちらかに出席してもらうそうである。私の話は40分に短縮し、環境保全課のO補佐が地球温暖化の科学者の緊急メッセージを含め、ひとりひとりの環境への取り組みが必要であることを協調しながら30分あまり話した。翌日は10時から河内磐船駅近くの総合福祉施設?で、同様の研修を行った。この日のほうが若干人数が少なかったが、質問が多く出て活発だった。

2007年5月17日

交野市は61日から環境マネジメントシステムの運用を開始する予定である。それに先立ち、今日は15時より目標審議会議が開かれた。メンバーは市民2人、行政から2人、それに私である。最初に市長が委嘱状を交付するとともに、環境マネジメントシステムに取り組む意気込みを原稿も読まずに述べられた。次に主任審議員および副主任審議員の選出であったが、立候補者がなく事務局推薦で主任審議員に私が、副主任審議員に市民のMさんが選出された。その後私からLAS-Eと目標審議チームの役割について簡単に説明した後、事務局からLAS-Eに沿った環境マネジメントシステムの共通実施項目と数値目標案について説明がなされた。エネルギー関係の目標は実行計画で平成22年度までに平成16年比6%削減という目標が掲げられているので、平成18年度、平成19年度で目標を積み上げる形で2.4%の削減が提案された。ただし電気・水については使用量の4割を占める水道局は人口が増えており、また温水プールを含む総合体育施設は利用者増が見込まれることから、職員の努力が反映されないので、学校とともにこれらを対象施設から除外するとの提案だった。あと一般廃棄物は総合体育施設を除く全施設で平成18年度から10%の削減(ただし計量は袋数でカウントする)、コピー用紙は総合体育施設を除く全施設で平成18年度より削減するという目標が提案された。

会議での議論はノーマイカーデーを月1回実施するという目標に集中、ノーマイカーデーの対象者の話から通勤手当、万一事故が起きたときの扱い、エコドライブの話など広がりをみせた。また目標値を達成するために具体的に何をやれば何%下がるのか示して欲しいという要望も出た。事務局側からは省エネ診断を実施してESCO事業の可能性も検討したが、結局ウルトラCはなく、こつこつ省エネしていくしかないとの説明があった。その他細かい点まで質問や議論があったが、事務局案でいくことが了承され、会議は1時間半あまりで終了した。
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秋田県二ツ井町 訪問記

 交 野 市 役 所