明日から3日間LAS-Eの監査なので、今日はホテル伊丹に前泊した。ホテル伊丹はJR伊丹駅から東へ5分行ったところにあるビジネスホテルである。設備は古いが、価格は手ごろなホテルであった。私は夕方都内某女子高校で模擬授業があったので東京駅を18時過ぎに出て、ホテルには21時半ごろ着いた。
初日
翌朝ホテルロビーで多比良くんと芝浦工大学生の日向くんと合流、タクシーで市役所の隣の総合教育センターで行き、9:00からチームミーティングに望んだ。時間が15分と短かったので駆け足の説明になってしまった。市長が来場され、オープニングミーティングが始まった。市民監査員の自己紹介の後、市長のしっかりした挨拶があった。その後すぐ、推進会議会長である市長の監査を行った。主任監査員の私と、副主任監査員の村上さんと芳木さんが4つの質問をした。市長は推進会議会長としての役割を的確に理解されているとともに、職員自らが問題意識をもって積極的に取り組むよう意識啓発をされているとおっしゃった。また自ら徒歩通勤したり家庭でのごみ分別を担当されるなど、率先垂範されているそうであった。推進会議での報告や指示などについても適切に答え、また環境政策として伊丹市として取り組んでいきたいことを、自分の言葉でしっかりと述べられた。最後に「久しぶりに試験を受けた気分だった」と言って、監査員を笑わせた。9:45に市長監査が終わり、市民監査員17名、外部専門家3名、市の職員8名、他自治体の職員3名が7つの班に分かれてそれぞれの監査場所に散っていった。
私は6班で村上さんとSさんと、市職員の交通局のSさんと一緒だった。最初に行ったのは都市創造部の営繕課である。市の公共施設の建物すべての設計をすべて担当しているセクションで、とても重要なセクションである。感心したのは環境方針が貼ってあり、毎朝朝礼を実施し、環境方針を職員が一行ずつ読み上げているそうである。これには◎がついた。環境方針を仕事のベースとして考え、省エネルギー型設備や緑化を検証しながらやっていっているそうだ。太陽光発電や太陽熱利用、コジェネレーションシステムも何カ所かの施設に入れた。また設計図書類を1989年から行い、紙の減量化に取り組んでいる。これには◎がついた。さらに建設作業に関する情報の公開では、周辺自治会に回覧や説明会の形でお知らせしたり、アスベスト除去については、例えば中央保育所で除去の説明会を開いており、その説明会資料も確認できた(写真)。
次は行ったのは国保年金課で、職員32名の大所帯である。LAS-Eに取り組み始めてから昼休みの消灯などを徹底するようになったそうだ。個人のごみ箱3ヶ所で紙やプラスチック包装の混入がみられ、湯飲みがないとのことで、年5回の約20名の出席者からなる運営協議会では紙コップでお茶を出しているそうなのが少し残念だった。
次は人権推進課と国際・平和課、男女共同参画課の3つが一緒になった実行部門で、まず推進会議メンバーである参事の監査を行った。平和都市宣言には環境問題もはいっており、名年の平和月間などで啓発をしているとのことだった。3課の監査ではごみ箱2ヶ所で紙類の混入がみられたのと、出入り業者に対する要請記録がないのが残念だった。
隣の人権教育室の人権教育担当は女性の実行責任者の方が対応してくださった。運用の手引きを独自で2ページの資料にまとめ職員に配ったり、この菓子箱はどこに入れるだろうとか、一般職員とコミュニケーションを徹底して環境への取り組みをされていることが素晴らしく、監査チームでは◎をつけた。
午前中はここまでで、昼食後最初に青少年課を回った。ここは3名の小所帯でたまたま1名の職員の方がおられず2名で対応していただいた。個人のごみ箱を1つにしたり、エレベータを使わず7階までも階段で行くそうで、感心した。
次に回ったのは1階の会計室で、9名の職員がいるが、ごみ箱を1つにして分別を徹底したり、加算機のレシートを裏巻きにして裏側まで利用しているのに監査員一同感心し、◎をつけた。監査では問題ないが、設備関係に詳しい監査員のSさんは、1階はファンコイルがなく冷暖房の入り切りができないので、せめて温度計を設置して省エネ活動に参画しているという自覚することが大事ではないかとおっしゃっていた。
次に回ったのが高年福祉課で課員数は10名である。1Fのロビーを改造し狭い空間に押し込められていて気の毒だった。吹きさらしで冷暖房が効かず、劣悪な職場環境であるのが気の毒だった。2人に1の割合でごみ箱が設置されており、一度それに入れたものを職員のMさんが分別して課のごみ箱に移しているとのことだった。紙のリサイクルボックスも課の離れた廊下にあり、気の毒な職場だった。
最後に回ったのは介護保険課で、課長が急病で帰宅され副主幹が応対してくれた。ごみ箱で名刺大の紙が1ヶ所で混入していたのが残念だった。高齢者が相手なので、紙の資料が多く、紙の再利用に積極的に取り組んでいるとのことだった。
ほぼ予定通り監査を終えて消防署3階の研修室に戻ったが、すでにかなりの班が戻ってきていた。しかし各班ともまとめの作業に思いのほか時間がかかり、チームミーティングを開始できたのは予定の16:30をすぎてからだった。各班の◎△×は、ほぼその通りに承認されていったが、議論になったのは出入り業者への記録の確認である。記録をつけているところと全くつけていないところがあり、事務局の伝達の不徹底ではないかとの意見も出た。記録がなかったところはとりあえず×とし、最終的には最終日の事務局監査で判断することになった。また全員であたった市長の監査では1項目めと4項目目は◎でいいのではないかという意見と、市長だからあれくらい行って当たり前なのですべて○で良いという意見がでた。多数決を取ったところ、1項目目のみ◎とすることで落ち着いた。予定の終了時刻17:30を大幅に超過し、18:00頃初日の監査は終了した。
2日目
2日目も9:00からのチームミーティングの後、市民監査員17名、外部専門家3名、市職員7名、他自治体2名が7班に分かれて監査に散っていった。私は5班で、市民監査員のM♀さん、F♂さん、市職員のAさん、西宮市職員のKさんと一緒だった。
最初に行ったのは総合政策部の政策室で市の総合計画を所管する重要な部署である。まず部長さんのインタビュー。環境政策は総合計画の5つの基本目標の1つであり、新規事業である環境マネジメントシステムを環境部局とともにやっていきたいとのことだった。続いて課長さんにごみ箱を見せてもらったところ、課全体のごみ箱のところには環境方針ほか環境マネジメントシステムの重要事項が貼ってあり、ごみを捨てる度に課員が目にはいるように工夫してあった(写真)。指摘事項にはしなかったが、紙コップの在庫があり会議で使っているとのこと。湯飲み茶碗がないので在庫が切れたときどうするか検討が必要だ。政策室で重要な監査項目はエコガバナンス部門の環境情報の公開であるが、総合計画書はホームページで公開しているほか、情報提供コーナー、支所分室でみられたり、3月には広報いたみでお知らせをしたとのこと。推進状況の公開については680の事業についての事務事業評価をホームページで公開しており、今年度は施策評価を行うそうである。策定プロセスの公開については5年ごとに見直す実施計画について昨年パブリックコメントを行ったとのことである。
次に行ったのは空港室で環境保全課の隣にあった。大きい問題はなかったが、環境方針の理解がやや不十分なのと、会議に小さいペットボトルを使用しているというのが残念だった。続いて広報課であるが、その前に記者クラブに立ち寄った。記者の方は出払っていてひとりもいなかったが、事務の方によると環境配慮の要請は受けているとのことだった。広報課は広報いたみを発行するという重要な役割を負っている。年1回、環境に関する特集をしているとのことだった。ごみ箱に名刺大の紙の一部混入があったのが少し残念だった。危機管理室は組織改正で今年度できた課で、すべて行き届いていた。地域防災計画書の印刷部数を半分にし、インターネットで見られるようにした点が良かった。午前中の監査が終わったのが12時20分前。消防署の部屋に戻って午前中の整理をしてから昼食を取った。
午後一番は市議会事務局。まず事務局長さんにお話を伺った。事務局内での活動とともに、議員さんにも環境マネジメントシステムの理解と実践、市民へのPRを働きかけているとのことだった。続いて実行責任者の方にごみ箱を見せてもらったところ、2ヶ所のごみ箱の名刺大の紙の混入がみられたのが残念だった。議会も3月の改革検討会で検討した結果、ペットボトルでのお茶はごみになるのでやめ、茶碗を使うことにしたとのことだった。最後にある会派の控え室を見せてもらったが、ひとりの議員さんがいらした。「分別は苦になりませんか」と聞いたところ、「苦になりますよ。でもやらなければいけない」とおっしゃった。Mさんは知り合いらしく、正直に言っていただいて良かったと言っていた。
続いて行ったのが管財課。庁舎管理を担当する重要な部署である。庁舎全体の電気・ガス使用量はきちんと記録されていた。冷暖房は都市ガスで、昭和47年にはいった古い設備で集中冷暖房方式をとっている。夏場になるとガスや電気の使用量が増えているのは仕方のないことだろう。ESCO事業の可能性を検討してくださいと言っておいた。またこの4月からごみ処理業者との契約を固定額制から従量制にしたことで、ごみ減量の効果が目に見える形で現れるのが良いですねとコメントさせてもらった。管財課の車両グループは別の実行部門になっており、下からあがってきていただいた。公用車が76台あるが2年前から30台も減らしている。低公害車を導入しようという意思はあるが、天然ガス車は4台あるがスタンドが市内にないので増やすのは難しいとのこと。Mさんは「外からみていると何故できないのかと思っていたが、こうやって監査でじかに聞くと理由が分かって良かった」とおしゃっていた。基本方針の理解と研修が不十分なのが少し残念だった。
次は総務課・法制課である。ここは機密文書の溶解処理の担当でもある。例規集を(株)ぎょうせいに委託して作成しているが白色度が85%で統一されており、伊丹市の基準80%達しないのはしかたのないことだったが、伊丹市から要望を出し全国を変えられれば素晴らしいことだと思った。文書管理の担当課でもあり、電子決裁によってペーパーレス化を進めたりしていた。ごみ箱の3ヶ所に異物の混入がみられたのが残念だった。続いて浄書グループで、各課からの印刷依頼を精査して部数を減らしたり、印刷ミスの紙を使ってメモ帳にして各課に使ってもらっているのが良かった。
最後に回ったのは人事課・給与制度課で、まず総務部長さんにお話を伺った。ノーマイカーデーやノー残業デー、軽装の服など、環境政策全般について周知を徹底しているとのことだった。続いて実行責任者と一般職員の方に質問した。この両課は機密性の高い文書を大量に扱っており、鍵のかかる部屋に置かれている。そのせいか、ノートパソコンを退庁時にコンセントから外すことが徹底されていないのが残念だった。
監査は予定時間通りすべて終了したが、消防署の部屋に戻ったときにはもう他のすべての班が戻ってきていて整理に取りかかっていた。急いで自分の班の整理をしてから、16:30よりチームミーティングを始めた。各班の報告で問題になったのは紙を使用量でなく購入量で把握しないことに△をつけた班があったことで、事務局から使用量のフィードバックがまだできていない点や外部施設は購入ベースでないと把握が難しいといった説明があった。ほかにも◎をただの○にしたり、△を×にしたりといった修正を何カ所か行い、予定時間を15分ぐらい過ぎて17:45ごろ2日目の監査を終了した。
3日目
3日目も9:00から消防署の研修室で15分間オープニングミーティングを行った後、各班に分かれて監査を行った。今日は市民監査員は21名、外部専門家3名、オブザーバーの市職員9名、他自治体の職員6名の参加があった。私は午前中2班で、市民監査員のK♂さん、F♀さん、市職員のAさん、西宮市のKさんと一緒に学校園を回る。
最初に行ったのは伊丹幼稚園。園長先生が車を誘導しに校門まで来てくれた。他の先生方は3人はそれぞれのクラスの指導で事務室には誰もおられなかった。園長先生自らがお茶を入れてくれた。園長先生は「どきどきするわ」と言いながらも、すべての質問に丁寧に答えてくださった。環境方針についての質問では、2番目の「健康に暮らせるまちづくり」が子供たちにとって基本だと思って接しているとおっしゃっていた。エアコンは食事とお話の時間に限ってつけて、外気温と同じ中で子供たちを育てるようにしているとのこと。また週1回の職員会議でもごみの削減など話しているそうだ。制服のリユースをしており、不要になった制服を引き取って子供が服を汚したときの予備に使っていたり、転園してきた子供さんのために不要な制服を保護者から募ったりしているのだそうだ。また牛乳パックを使ったおもちゃなどを作って、使えなくなるまで使い切っているのだそうだ。1点だけ、ノートパソコンの電源を切ると電子メールが読めなくなってしまうと勘違いしてコンセントを抜かずにいたのが惜しかった。
次に訪問したのが伊丹小学校である。市街地の中にありながら2万本の植栽がある学校で、その緑を大切にしていらっしゃる。また、ここは図書館の分館との複合施設になっている。時間が少し早かったので、校長先生に分館のほうを案内していただいた。トイレがセンサー式になっているなど、環境に配慮して改築されていた。校長室に戻って、インタビューをはじめた。水道使用量などの記録はきちんとつけられていた。次にたまたま職員室に残っていた先生2人に質問することができた。概ねよく取り組まれていたのだが、最近1ヶ月に環境に関する打ち合わせをしていないとの答えだったのが残念だった。学校独自の取り組みとしては、児童会活動で児童自らが環境の取り組みのプリントを作ったりしていた。また学校行事のキックベースボール大会では、校区内のごみ拾いをしながら登校するそうだ。清掃活動を単体でやっている学校は多いがこのように他の組み合わせている点を市民監査員の方が評価して、◎をつけた。
午前中最後に回ったのは北中学校。女性の校長先生が丁重に迎えてくれた。校長先生は電気の使用が温暖化と関連することなど認識しておられた。朝礼で環境への取り組みについて話されているようで、教員の方からも裏付けが取れたのだが、打ち合わせ日を記録として残していないのが残念だった。学校独自の工夫としては理科部が屋上緑化に取り組んでおり、手作りの百葉箱で温度測定をしたりして、県でエコグッズアイデア大賞で表彰された。何より感心したのは、環境に対する教職員の取り組みを集計してプリントとして配布していることだった。これらの取り組みに対して、市民監査員の方は文句なく◎をつけた。
時間いっぱい使って午前中の監査を終了し、消防署の研修室で弁当を食べた。3日間ともリユース容器入りの弁当である。使い捨て容器の自粛は、3日間通してどこの部署でも徹底されていた。
午後からは2班と分かれて5〜9班と一緒に事務局の監査である。運用の手引きにあるような取り組み内容に決まった経緯を1つ1つ聞いていった。問題となったのは、出入り業者への環境要請の記録を取ることである。昨日までの監査で記録がないために判定が×となった部署が5〜6ヶ所あった。これについては事務局としては十分周知徹底しており、記録の必要性もあるとのことだったが、監査員からはいちいち記録する必要はないのではないかという意見が大勢を占めて、事務局に対しての改善要望事項とすることになり、これまで判定が×になった部署は○とすることになった。もう1つ、公共工事の内容公開について、伊丹市では特定建設作業にかかるものすべてを公開するというものだったが、公開の対象が事業者から周辺住民に対してされることのみでは、伊丹市民全員に環境情報を提供していることにならず、LAS-Eの規格との整合が取れていないことを私が指摘した。これについて相当議論したが、改善要望事項とはせず、その他気づいた点にとどめることになった。
事務局監査が終わったときにはもう15時になっていた。外部施設を回っていた他の4班はとうに戻っていたので、早速チームミーティングにはいり、9つの班ごとに◎△×とその理由を発表してもらい、情報を共有し、判定結果を確定していった。全体で討議する中で2〜3判定が覆ったが、概ね各班の判断が尊重された。事務局監査の結果共有で公共工事の内容公開について再び議論になったが、多数決でその他気づいた点にとどめることになった。
16時30分近くになり、多比良くんが3日間の監査の集計をしたものUSBメモリで事務局のK♀さんに渡し、クロージングミーティングの参加者分だけ印刷を依頼した。その間に監査員やオブザーバーは、アンケートへの記入を行った。17時からクロージングミーティングを開始し、市民部長に対し、主任の私から監査結果を報告し、副主任の村上さんと芳木さんがそれぞれ所見を述べられた。LAS-E項目別の判定結果をみると、エコアクション部門9項目、エコマネジメント部門9項目、エコガバナンス部門6項目のすべてについて、○だった。特にエコガバナンス部門においては、すべての項目が実施率100%、またエコアクション部門においてもすべての項目が実施率90%以上、エコマネジメント部門においてもすべての項目が実施率89%以上となった。人口19万人、対象職員数約2,400名と規模の大きい伊丹市において、環境マネジメントシステム導入後3ヶ月余という短期間で、このような結果を残せたことは、素晴らしいことだ。時間がなくなることが予想されていたので、監査員の皆さんには以下のような文章をお配りした。事務局スタッフの皆さんと、今後の段取りを打ち合わせて、市役所を辞した。
伊丹市市民監査員・オブザーバーのみなさまへ(お礼)
本来は市民監査員の皆さんひとりひとりにお礼を申し上げたいところですが、恐らくチームミーティング、クロージングミーティングで時間切れになってしまい、その余裕がないと予想されますので、紙の無駄遣いになると思いつつも、お礼のメモをしたためました。
これまで私は何度もLAS-Eの監査に立ち会ってきましたが、今回ほど得たものが大きかった監査はありませんでした。その理由は伊丹市がこれまで関わってきた中で最も大きな規模の市町村であったということもありますが、伊丹市の市民力の大きさを実感したことが最大の理由です。
監査員研修の後、監査員の皆様が2回も監査員会議を持たれたことは、これまでLAS-Eに取り組んできた市町村では全くないことでした。監査員の皆様の公募の動機はそれぞれ違ったものと思いますが、会議を重ね、監査グループで一緒に回られる中で、親近感を持たれていったことをとても嬉しく感じました。
また、ほとんどの監査員の皆様が監査を行ったそれぞれの部署で職員の方に丁重に接し、愛情を持って監査しておられたことも頼もしく思いました。さらに、環境マネジメントシステムのうまく機能していない面については、鋭い指摘をされていたことも大変印象に残りました。
オブザーバーの市の職員の皆様、他自治体の職員の皆様におかれましても、市民監査員の皆様を温かい眼差しで見られ、その補佐的役割を十二分に発揮しておられたことに心から敬意を表したいと思います。
今回の監査を通じ、多くの方が、行政と一緒になってよりよい伊丹市を作り上げていくのだという自覚のもと、行政を育てていくとともに自らも成長していくのだという意識を持たれたものと思います。そして、LAS-Eの監査をひとつのツールとして用いたことが、伊丹市の市民自治を進める上で大きなプラスになったものと確信しております。
私は伊丹市民と伊丹市役所がこのような第一歩を踏み出した歴史的瞬間に立ち会えたことを誇りに思うとともに、また来年も、さらに再来年も、皆様とともに監査を通じて成長していけたらと願っております。
監査の総合所見は、皆様に記入していただいたアンケートに基づき、副主任監査員とともに、責任を持って作成いたします。市民監査員の皆様、本当にありがとうございました。
最後に、勇気と希望を持って環境マネジメントシステムの基礎を築き上げ、監査員との間を取り持たれて、大変な苦労をされた環境保全課の職員の皆様方に感謝申し上げて、このメモを終わらせていただきます。
平成18年11月30日
中口毅博
オープニングミーティングでの市長挨拶
市長に対する監査
住民説明会の資料確認(営繕課)
環境方針が貼ってある(人権推進課と国際・平和課、男女共同参画課、人権教育担当)
ファンコイルの位置も確認
加算機のレシートを裏巻きにして利用(会計室)
政策室では共用ごみ箱の前に環境方針や注意事項が貼ってある
記録の確認
紙の分別ボックスの中身もチェック
常住業者との契約書も確認(管財課)
伊丹幼稚園にて
北中学校の屋上緑化が掲載された記事
環境への取り組みをまとめたメモ(北中)
昼食のようす
チームミーティングで各班ごとに報告