2005年8月25日

 

今日の午後は、大阪府枚方市(ひらかたし)への初の訪問である。本来は2年前に訪ねる予定だったのだが、その日の朝、川崎さんが亡くなったと奥さんからTELがあり、急遽訪問を中止した悲しい出来事を思い出した。京阪電車の枚方市駅前は、40万都市の玄関口にふさわしく、立派だった。枚方市役所は駅のロータリーからまっすぐに伸びる通り沿いに5分もかからないところにある。環境総務課は別館の3Fにあった。
 応対してくれたのは、環境保全部のT次長、環境総務課のK課長、グループリーダーのKさん、サブリーダーのY♀さん、Y♂さんの5人である。いつも元気なN♀さんは、今日は外出中で居られなかった。枚方市は学校以外の出先機関も含めISO14001を取得しており、今度清掃工場にも認証範囲を広げて当初計画をほぼ達成するそうである。また、窓口業務についてISO9001の認証も取得している。規模の大きい自治体なので、環境総務課内にISO関係の専属がY♂さんをはじめ3人おり、内部環境監査員も約70名もおり、1ヶ月かけて全施設の監査を行うそうである。環境マネジメントシステムの中にエコオフィス的な面だけでなく当初から政策も含めているので、ISO2004年改訂の影響はないそうである。また、昨年度から環境会計も試算しており、今年度にH16年度分をはじめて公表するというから、大変意欲的な自治体である。
 一方、環境基本計画はH13年に策定され、第1次実施計画(H1315)を経て現在第2次実施計画(H1618)の期間中である。また、環境基本計画を推進するネットワーク組織として、ひらかた環境ネットワーク会議が設立されており、20056月現在の会員数は198(個人正会員164、団体正会員34)である。同会議は自然、ごみ・エネルギー、公共交通、まちづくり、環境教育サポートの5つの部会が組織されている。環境ひらかたという会報も発行している。
 枚方市の意欲的な取り組みを体感できた訪問だった。


 

  
                  駅前通り                                                    枚方市役所