LAS-EU制定の考え方と大幅改訂の背景

 

 

 

基本方針

1 基本的方向

・さらに簡素化を進める

・さらに安価でできるようにする

 

2 基本文書関連

・独自目標監査期首点検へ

・共通実施項目の廃止

 

3 監査関連

・住民監査なしの外部監査(認定監査員が各部署を回る)も可とする

・集合監査形式による住民監査も可とする

・全項目チェックしない(特に第1ステージ)

・独自の工夫のみ聞き、後は質問しないことも可とする(良い取り組みを発掘する監査)

・政策監査とエコオフィス監査で監査方式を変えることも可とする

 


 

1.現状と見通し

1.1 LAS-Eの意義・目的

・職員の意識改革(全部署で取り組む)

・住民自治(住民力のアップ、住民活動の活発化)

・計画の進行管理(PCADサイクルの確立・効率化)

・地域全体の環境保全(環境活動の活発化)

1.2 自治体の現状

・首長の関心が環境そのものよりも、環境・エネルギー資源を活用した経済活性化に関心がシフト

・市民による政策評価(オンブズマン)はそれなりに拡がっている

・市民提案型協働事業制度が花盛り

・環境団体のメンバーは固定化・高齢化が進み、住民に拡がらない

1.3 LAS-Eの現状

・導入時から代替わり(首長&担当)してしまい、LAS-Eの意義・目的が理解されていない

・手間と人手がかかる(とくに共通実施項目監査)

・住民による政策点検・評価・提案までいかない(そもそも可能なのか?、行政が住民を利用しているだけで住民にとってメリットがない)

LAS-Eをきっかけとして住民に環境活動が拡がってはいない

1.4 LAS-E自体が拡がらない理由

・住民アレルギー

・費用が高い

・手間がかかりそう

1.5 LAS-Eの将来見通し

・職員減、交付税限で先細り、手間のかかることは継続できない

・多くの自治体で、人口減少、コミュニティ維持が困難、しかも環境団体の高齢化・これ以下の中では、監査員を継続的に確保できない

 

2.監査について
2.4 住民活動の点検・評価(第3ステージ)について

・住民のやりたいこと、やっていることを発表して第3者が評価→行政が支援(表彰)

・住民への監査は、住民団体ヒアリング(こちらから活動現場に出かけていく)か発表会でいいのでは

 

2.5 政策点検・評価に関する論点

・本来の政策評価をしようとすると、今の監査時間・方法ではできない

・環境審議会との役割分担の違い。環境審議会:包括的 LAS-E監査:個別的

LAS-E監査に包括的な意見を求めるか? 政策評価まで期待するのか?

・住民監査員は活動のバックグラウンドがあるのが利点。自分たちの活動をよりよくするために発言すれば良い?

LAS-E事務局が環境専門家として、住民監査チームの一員としてではなく別途評価すればいいのでは

 

以上